アーセル数

アーセル数(アーセルすう)とは、流体力学で用いられる無次元数の1つ。以下の公式で求められる[1]

U = a λ 2 h 3 {\displaystyle U={\sqrt {\frac {a\lambda ^{2}}{h^{3}}}}}

ただし、 U {\displaystyle U} はアーセル数、 a {\displaystyle a} は波の振幅 λ {\displaystyle \lambda } は波の波長 h {\displaystyle h} は波のある場所の水深を意味する。アーセル数が1に近ければ、この波の中には非線形成分(クノイダル波)が含まれることになるが、アーセル数が1より十分に大きければ段波以外が波形を変えることになり、1より十分に小さい場合は波はストークス波のみと見なせ、非線形成分の影響は無視できる。

脚注

  1. ^ "アーセル数". 海の事典. コトバンクより2022年9月5日閲覧

アーセル数 - 圧力係数 - アトウッド数 - アルキメデス数 - イリバレン数 - ウェーバー数 - ウェーバーの火炎速度数 - ウォーリスパラメータ - ウオマスリー数 - エクマン数 - エッカート数 - エトベス数 - エリクセン数 - オイラー数 - オーネゾルゲ数 - 拡散数 - ガリレイ数 - カルロビッツ数 - 管摩擦係数 - キャビテーション数 - キャピラリ数 - クーラン数 - クーリガン・カーペンター数 - クタテラッゼ数 - クヌーセン数 - グラスホフ数 - グレーツ数 - 形状係数 - ゲルトラー数 - コルバーンのJ因子 - シャーウッド数 - シュミット数 - スタントン数 - スチュアート数 - ストークス数 - ストローハル数 - ゼルドビッチ数 - ダンケラー数 - チャンドラセカール数 - ディーン数 - テイラー数 - デボラ数 - ヌセルト数 - ハーゲン数 - ハルトマン数 - ビオ数 - ビンガム数 - フーリエ数 - ブラウネル・カッツ数 - プラントル数 - ブリンクマン数 - フルード数 - ブレーク数 - ペクレ数 - ベジャン数 - マークシュタイン数 - マッハ数 - マランゴニ数 - モートン数 - ラプラス数 - ランキスト数 - リチャードソン数 - ルイス数 - レイノルズ数 - レイリー数 - ロスビー数 - ロックハート・マルティネリパラメータ - ロッシュコ数 - ワイゼンベルグ数

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