ゼルドビッチ数

ゼルドビッチ数(ゼルドビッチすう)とは、流体力学において使われる無次元数の一つ。命名はヤーコフ・ゼルドビッチにちなむ。以下の公式で求められる[1]

β = T d ( T inf T 0 ) T s 2 {\displaystyle \beta ={\frac {T_{d}(T_{\inf }-T_{0})}{T_{s}^{2}}}}

ただし、 β {\displaystyle \beta } はゼルドビッチ数、 T d {\displaystyle T_{d}} が物質拡散の活性化温度、 T inf {\displaystyle T_{\inf }} は最終的な温度、 T 0 {\displaystyle T_{0}} は初期温度、 T s {\displaystyle T_{s}} は表面温度を表している。ゼルドビッチ数はマークシュタイン数の算出に利用される[2]

脚注

  1. ^ 牧野敦「燃焼合成における燃焼波伝播および自己着火に関する機構解明ツールの検証: Ti-Al系への適用」『宇宙航空研究開発機構研究開発報告』JAXA-RR-07-042資料番号: AA0063911000, レポート番号: JAXA-RR-07-042、宇宙航空研究開発機構、2008年、2022年11月5日閲覧 
  2. ^ 田上公俊 (2004年). “埋立地ガスを利用した効率的エネルギー回収のための基礎研究”. 埋立地ガスを利用した効率的エネルギー回収のための基礎研究. 2022年9月5日閲覧。

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