篠井英介

ささい えいすけ
篠井 英介
本名 篠井 英介
別名義 藤間 勘智英(日本舞踊名)
生年月日 (1958-12-15) 1958年12月15日(65歳)
出生地 日本の旗 日本石川県金沢市
身長 173 cm
血液型 A型
職業 俳優(男優、女形)
ジャンル テレビドラマ映画舞台
活動期間 1984年 -
配偶者 独身
事務所 吉住モータース
主な作品
テレビドラマ
総理と呼ばないで
鹿男あをによし
まれ
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
舞台
欲望という名の電車
天守物語
 
受賞

第29回ゴールデンアロー賞演劇新人賞(1992年)

第58回紀伊國屋演劇賞個人賞(2024年)
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篠井 英介(ささい えいすけ、1958年12月15日 - )は、日本俳優。身長173cm、体重63kg。現代演劇の女形として有名。吉住モータース所属。石川県金沢市出身。

来歴・人物

金沢市上堤町に生まれ、5歳まで住んでいた。同町には曽祖父が富山県南砺市(旧城端町)から移り住んで居を構えていた。5歳から美空ひばりに憧れて日本舞踊を学ぶ[1]。小学校では放送部に所属し、音楽の起源を題材にしたラジオドラマを作ったりしていた。また、小学校の鑑賞会で『サウンド・オブ・ミュージック』を観て俳優を志す。中学校卒業後石川県立金沢向陽高等学校に入学。中・高では演劇部に在籍した。高校生の時に金沢の劇場で見た杉村春子の舞台『欲望という名の電車』に深い感銘を受け、密かに"女優"になることを目指す[1][2][3]

日本大学藝術学部演劇学科に入学。大学在学中に銅鑼魔館という演劇集団に籍を置き、いとうせいこう黒衣をした。元々は歌舞伎役者を志望したが断念し、加納幸和事務所に所属。1987年には加納、木原実らと「ネオかぶき」劇団花組芝居を旗揚げし[4]、女形として活躍した。1990年に退団。その後は『欲望という名の電車』(主演・ブランチ役)や、『サド侯爵夫人』(主演・ルネ役)など数多くの舞台に出演し、現代演劇の女形として活躍している。また、深沢敦大谷亮介と演劇ユニット『3軒茶屋婦人会』を結成し、2003年以降、数年に一本のペースで公演を行っている。

当初は中性的な役を演じていたが、悪役・公家役などにも起用されるようになった。また、三谷幸喜作品に複数回起用されたことで顔が知られるようになる。バラエティ番組にもよく出演しており、『脳内エステ IQサプリ』(深夜時代)では司会をしていた。現在[いつ?]はラジオ番組『ラジオあさいちばん 篠井英介のシアターへの招待』に出演している。

特技は日本舞踊で、宗家藤間流師範・藤間勘智英の名を持つ。

1992年、第29回ゴールデンアロー賞演劇新人賞を受賞[4]

2012年10月23日に石川県観光特使[5]に、2014年には同観光大使に任命された[5]

2021年8月30日、Me&Herコーポレーションより吉住モータースに移籍。

2023年12月15日、第58回紀伊國屋演劇賞 個人賞を受賞した[6]

出演

テレビドラマ

映画

舞台

  • 花組芝居 桜姫曙草紙(1988年/SPACE PART3)
  • 帝国エイズの逆襲(1988年/SPACE PART3)
  • かぶき座の怪人(1989年/SPACE PART3)
  • イッヒビンヴァイル(1989年/SPACE PART3)
  • 浜辺のもてない女達(1991年/SPACE PART3)
  • 夏の夜の夢(1992年/シアターコクーン
  • サロメ(1992年/SPACE PART3)
  • SWEET HOME(1994年/SPACE PART3)
  • LOVE LETTERS(1994年/パルコ劇場
  • ジェフリー(1995年/パルコ劇場
  • TABOO(1996年/シアターコクーン) - 世阿弥陀
  • 毛皮のマリー(1998年) - 主演
  • Happy Days(2000年/本多劇場) - 主演
  • なよたけ(2000年/新国立劇場
  • キレイ〜神様と待ち合わせした女〜(2000年/シアターコクーン)
  • MILLENNIUM SHOCK(2000年/帝国劇場
  • 兵士の物語(2001年、2010年/パルコ劇場他) - 主演
  • 欲望という名の電車(2001年、2003年、2007年/青山円形劇場他) - 主演・ブランチ
  • 子供騙し(2002年、2005年、2011年/本多劇場他)
  • 青ひげ公の城(2003年/東京芸術劇場
  • ヴァニティーズ(2003年/本多劇場他)
  • Hamlet(2003年/世田谷パブリックシアター) - ガートルード
  • BENT(2004年/パルコ劇場)
  • トスカ(2005年/草月ホール
  • 女中たち(2006年/本多劇場他)
  • トーチソングトリロジー(2006年/パルコ劇場) - 主演・アーノルド
  • ウドンゲ(2008年/ベニサン・ピット他)
  • サド侯爵夫人(2008年/東京グローブ座) - 主演・ルネ
  • サロメ(2009年/東京グローブ座他)
  • 博覧會(2010年/パルコ劇場)
  • ファントム(2010年/赤坂ACTシアター|梅田芸術劇場) - ゲラール・キャリエール
  • バルコン(ジャン・ジュネ作)
  • チェーホフ?!〜哀しいテーマに関する滑稽な論考〜(2011年/東京芸術劇場)
  • 紅姉妹(2011年/紀伊国屋ホール
  • 天守物語(2011年/新国立劇場) - 主演・富姫
  • すうねるところ(2012年/世田谷パブリックシアター)
  • ブライダル(2013年/東京芸術劇場シアターイースト)
  • 非常の人 何ぞ非常に〜奇譚 平賀源内と杉田玄白〜(2013年/パルコ劇場)
  • きりきり舞い(2014年)
  • ダブリンの鐘つきカビ人間(2015年/パルコ劇場)
  • Vamp Bamboo Burn(2016年/サントミューゼ、赤坂ACTシアター、オーバードホール、フェスティバルホール)
  • グローリアス!(2017年/DDD青山クロスシアターほか)
  • 朗読×和楽器 天守物語 2023(2023年/Mixalive TOKYO Theater Mixa) - 富姫 [12]
  • インヘリタンス-継承-(2024年/東京芸術劇場 プレイハウスほか)[13]
  • 天守物語(2024年/東京芸術劇場)[14]

ラジオ

テレビアニメ

ゲーム

オリジナルビデオ

教養番組

  • 雅の世界・百人一首(2010年、NHK) - 朗読
  • 歴史ミステリー 日本の城見聞録(2015年 - 、BS朝日) - 案内人

バラエティ

CM

著書

  • 『僕は女方-篠井英介の世界』鈴木勝秀編 メトロポリタン 1998
  • 『いい芝居いい役者』三月書房 2012

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “篠井英介 インタビュー【私のターニングポイント】”. (2008年7月3日). オリジナルの2009年11月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091127045441/interview.engekilife.com/17/ 2017年10月22日閲覧。 
  2. ^ “篠井英介「女形の僕には先がない」切羽詰まった気持ちで挑む理由|dot.”. 朝日新聞出版 (2017年8月1日). 2017年10月22日閲覧。
  3. ^ 篠井英介 - KINENOTE
  4. ^ a b NHK. “篠井英介|NHK人物録”. NHK人物録 | NHKアーカイブス. 2022年1月9日閲覧。
  5. ^ a b “PROFILE 篠井英介” (PDF). ミーアンドハーコーポレーション. 2018年4月27日閲覧。
  6. ^ “第58回紀伊國屋演劇賞、JACROW・篠井英介らが受賞”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年12月15日). https://natalie.mu/stage/news/553281 2023年12月15日閲覧。 
  7. ^ “「昭和元禄落語心中」公式サイト(NHK)”. 2018年12月20日閲覧。
  8. ^ “「3年A組」の半年後描かれる 新連ドラに同名同役キャスト出演<ニッポンノワール>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年9月22日). https://mdpr.jp/news/detail/1873869 2019年9月23日閲覧。 
  9. ^ “なにわ男子・長尾謙杜初主演映画「HOMESTAY」追加キャスト発表”. モデルプレス. 株式会社ネットネイティブ (2021年12月23日). 2021年12月23日閲覧。
  10. ^ “「愛のこむらがえり」柄本明、吉行和子、品川徹ら新キャストが解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月9日). https://natalie.mu/eiga/news/512143 2023年2月9日閲覧。 
  11. ^ “小芝風花が女将修行に奮闘、タップダンスで温泉街を盛り上げる「レディ加賀」特報”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年10月17日). 2023年10月17日閲覧。
  12. ^ “篠井英介主演の朗読×和楽器「天守物語」に和田琢磨・小西成弥・坪倉康晴ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年10月6日). https://natalie.mu/stage/news/543969 2023年10月6日閲覧。 
  13. ^ “3世代のゲイの人々描く6時間半、熊林弘高演出「インヘリタンス-継承-」に福士誠治ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月11日). https://natalie.mu/stage/news/540527 2023年9月11日閲覧。 
  14. ^ “桂佑輔のPRAYが篠井英介とタッグで届ける、“超攻撃型新派劇”「天守物語」”. ステージナタリー (ナターシャ). (2024年5月27日). https://natalie.mu/stage/news/575021 2024年5月27日閲覧。 

外部リンク

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