ヘルマヌス・コントラクトゥス

"Herman the Lame" のレリーフ

ヘルマヌス・コントラクトゥス(Hermannus Contractus、1013年7月18日 - 1054年9月24日[1])またはライヒェナウのヘルマン(Hermann von Reichenau)ないしヘルマン・デア・ラーメ(Hermann der Lahme)は、11世紀の学者、作曲家音楽理論の研究者である。

ドイツ・シュヴァーベンのアルツハイゼン伯爵家(das schwäbische Grafengeschlecht von Altshausen)の出身で、7歳の時にライヒェナウ島の修道院に預けられ、後に司祭に叙任される。幼少時から痙性麻痺を患い、生涯「椅子籠」(独:Tragstuhl)に縛り付けられる生活を送ったので、12世紀以降 ’Contractus’ (独:der Lahme ; 邦訳「麻痺した人」)という異名を与えられている。彼は多方面において傑出した学者であり、教師としてもその名声は高かった。 音楽理論の分野では、独自の記譜法を開発した。典礼に関わる作品では、聖母マリア続誦(Mariensequenz)≫Ave praeclara maris stella≪等を著わした。殉教者伝に関わる業績もある。数学と天文学の分野では、計算機アバクス(Abacus)、天体観測器アストロラーブ(Astrolabium)、日食・月食等を対象とする教育的著述がある。キリスト生誕から1054年までを扱った世界年代史(Weltchronik)は、コンラート2世とハインリヒ3世の歴史にとって重要な資料である[2]

1863年に列福された。

関連項目

脚注

  1. ^ Hermann Von Reichenau German scholar Encyclopædia Britannica
  2. ^ Lexikon des Mittelalters. Bd. IV. München/Zürich: Artemis 1989 (ISBN 3-7608-8904-2), Sp. Sp.2167-2168.
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