プランクエネルギー

プランクエネルギー
Planck energy
記号 EP
1JP=1.9561×109 J[1]
相対標準不確かさ 2.3×10−5
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プランクエネルギー: Planck energy)は、プランク単位系におけるエネルギーである。プランクエネルギー EP (単位 : JP)は、次式で定義される。

1 J p = c 5 G J {\displaystyle 1\,{\mbox{J}}_{p}={\sqrt {\frac {\hbar c^{5}}{G}}}\,{\mbox{J}}}

ここで、c真空中の光速 {\displaystyle \hbar } ディラック定数G万有引力定数である。

プランクエネルギーは、質量とエネルギーの等価性を表すアインシュタインの方程式 E = mc² より導き出されたものである。すなわち、1プランクグラムの物体が有する静止エネルギーが1プランクジュールである。

1プランクジュールは、およそ以下の値に相当する。

  • 1.9561×109 J
  • 1.220910(29)×1019 GeV(2014CODATA推奨値[1]
  • 543.3 kWh
  • TNT火薬 467.519 Kg が爆発した時に放出されるエネルギー

統一場理論

プランクエネルギーのスケールでは、自然界の四つの力重力電磁力強い力弱い力)が統一され一つの力として記述される、統一場理論の成立が期待されている。しかし、現在人類が観測できている最大のエネルギーレベルは 10 TeV = 1×104 GeVLHCを参照)程度で、プランクエネルギーレベルの現象は実測が事実上不可能である。理論物理学により様々な予想が立てられてはいるが、実証の見込みはまだたっていない。

脚注

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出典

  1. ^ a b CODATA Value

関連項目

外部リンク

  • “CODATA Value: Planck mass energy equivalent in GeV”. NIST. 2016年11月22日閲覧。
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