カパック・ユパンキ

カパック・ユパンキ(ブルックリン美術館)

カパック・ユパンキ: Capac Yupanquiケチュア語: Qhapaq Yupanki=すばらしい計理士、生没年不詳、在位1320年頃~1350年頃)は、クスコ王国の5代サパ・インカ(皇帝)(下王朝5代(最後))である。父は4代サパ・インカであるマイタ・カパック、王妃はインカの敵であったアンタの首長の娘ママ・クシ・ヒルペイ(又はコリヒルペイ、ママ・チュキ・イリュパとも)、子に上王朝の始祖で6代サパ・インカであるインカ・ロカがいる。

伝説によると、彼は偉大な征服者であった。年代記作者であるホアン・デ・ベタンソスによると、彼はクスコの谷の外の領土を征服した最初のインカであった。ただしこの伝承は、彼以前の王の尊厳さを限定するために設けられたのかもしれない。『インカ皇統記(スペイン語版、英語版)』の著者インカ・ガルシラーソ・デ・ラ・ベーガによると、彼はクスコを、多くの建物、橋、道路及び水路がある都市に発展させた。

関連項目

先代
マイタ・カパック
サパ・インカ
1320年
次代
インカ・ロカ
クスコ王国
初期王朝
(下王朝)
第2王朝
(上王朝)
インカ帝国
(第2王朝 / 上王朝)
スペイン占領下
新インカ帝国(英語版)
ビルカバンバ亡命政府)
1 歴代皇帝に数えないことがある。