アース・モンダミンカップ

アース・モンダミンカップ
トーナメント情報
創設 2012年
開催地 千葉県
開催コース カメリアヒルズカントリークラブ
基準打数 Par72(2021年)[1]
ヤーデージ 6639Yards(2021年)[1]
主催 アース製薬株式会社
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 3億円(2023年)[2]
開催月 6月
最高記録
最少打数 267 日本の旗 堀奈津佳(2013年)
※4日間競技移行後
通算スコア -21 日本の旗 堀奈津佳(2013年)
最新優勝者
日本の旗 小祝さくら
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アース・モンダミンカップは、オーラルケア製品「モンダミン」など殺虫剤や家庭用品を製造・販売するアース製薬の主催、日本女子プロゴルフ協会の公認により、千葉県袖ケ浦市にあるカメリアヒルズカントリークラブで開催されている女子プロゴルフトーナメントである。

概要

2012年の第1回大会は3日間競技での開催であったが、2013年の第2回大会から4日間大会に変更された。

2021年からは公式戦を除くレギュラーツアー最高となる賞金総額3億円、優勝賞金5400万円で施行されている[2]。2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策による影響で無観客開催として行ったが[3]、主催者はマスコミなど入場禁止の非公開で実施した[4]

日本の女子プロゴルフツアーでは「日本女子オープン」と同様に72ホールストロークプレーを完全施行するべく予備日が設けられている大会でもあり、2020年に大会史上初めて予備日を用いて全日程を消化した例がある[5]

歴代優勝者

開催回 開催年 優勝者名 スコア 備考
第1回 2012年 日本の旗 服部真夕 -15 この年のみ3日間競技で開催。
第2回 2013年 日本の旗 堀奈津佳 -21 この年より4日間競技となる。
第3回 2014年 日本の旗 酒井美紀 -17 アン・ソンジュ大韓民国の旗 韓国)とのプレーオフを制す。
第4回 2015年 大韓民国の旗 イ・ボミ -14 李知姫大韓民国の旗 韓国)とのプレーオフを制す[6]
第5回 2016年 -20 大会連覇[7]
第6回 2017年 日本の旗 鈴木愛[8] -18
第7回 2018年 日本の旗 成田美寿々[9] -17
第8回 2019年 大韓民国の旗 申智愛[10] -15 4日間完全優勝を果たす
第9回 2020年 日本の旗 渡邉彩香 –11 新型コロナウイルス流行の影響により、この年のJLPGAシーズン開幕戦として開催。
悪天候の影響により月曜日の予備日を用いて最終日の競技を施行[5]。鈴木愛とのプレーオフを制す[11]
第10回 2021年 日本の旗 菊地絵理香[1] -20 4日間完全優勝でツアー4年ぶりの優勝を飾る[1]
第11回 2022年 日本の旗 木村彩子[12] –4 ツアー初優勝
第12回 2023年 大韓民国の旗 申智愛 (2) –13 岩井明愛とのプレーオフを制す[13]
第13回 2024年 日本の旗 小祝さくら[14] –16 2日目が悪天候 、3日目が日没サスペンデッド[15]
悪天候の影響により月曜日の予備日を用いて最終日の競技を施行[14][16]

テレビ・インターネット中継

2012年 - 2019年まで地上波放送は最終日の模様をテレビ朝日系列24局ネットで放送。またBSデジタル放送BS朝日では大会3日目までは午後の生放送を実施。2014年以降、最終日は地上波とのリレー放送を実施している。

また朝日放送グループホールディングス傘下のCS放送・スカイAでは大会4日間を『スカイA ゴルフシリーズ』(2015年までは『全部見せます!ゴルフシリーズ』のタイトルで放送)として前半9ホールの模様を放送。更に後日リピート放送も行われる。

しかし、2020年はテレビ朝日がテレビ中継から撤退したため、代替として公式のYouTubeチャンネルにてインターネット中継を実施[17][注 1]。4日間合計で677万3987回視聴されたことが主催者から発表された[18]。2021年はU-NEXTにて有料配信を行い、計7チャンネルによるマルチアングルや見逃し配信にも対応した[19]

2022年は3年ぶりにテレビ中継が再開され、ジャパネットホールディングス傘下の無料BS放送局BSJapanextでディレイ放送された[20]

2024年はBSJapanextに加え、BS11でも決勝ラウンド(3日目)のダイジェスト放送を行った[注 2][22]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 前述の通り、2020年大会は無観客開催で行ったが、主催者のアース製薬はインターネットによる配信について、元々新型コロナウイルスが感染拡大する以前から計画されていたものであり、新型コロナウイルスの影響とは無関係であると説明している[17]
  2. ^ 当初は3日目に加えて最終日のダイジェスト放送も行う予定だったが、コースコンディション不良による日程変更並びに編成上の都合により、最終日のダイジェスト放送は見送られた[15][21]

出典

  1. ^ a b c d “4勝目の菊地絵理香「少し自信になった」 古江彩佳は11位/国内女子”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2021年6月27日). https://www.sanspo.com/article/20210627-EGR3XADMY5PFBFDRATXKT3XCLI/ 2021年6月27日閲覧。 
  2. ^ a b “大会概要”. アース・モンダミンカップ. アース製薬株式会社. 2021年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月29日閲覧。
  3. ^ アース・モンダミンカップ2020 無観客開催のお知らせ アース製薬、JLPGA
  4. ^ モンダミンカップは取材制限の「非公開開催」を検討 日刊スポーツ
  5. ^ a b "アース・モンダミンカップ最終ラウンドは月曜に順延 悪天候のため". ALBA.net. 株式会社ALBA. 2020年6月28日. 2024年6月23日閲覧
  6. ^ イ・ボミが通算10勝目!史上最速の年間1億円超え ^- ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年6月28日閲覧
  7. ^ イ・ボミ、連続トップ5新記録を大会連覇で達成!20アンダー圧勝 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2016年6月26日閲覧
  8. ^ 鈴木愛、今季2勝目「うれしい」賞金ランク2位浮上 - 日刊スポーツ、2017年6月25日掲載、2017年6月26日閲覧
  9. ^ 成田美寿々ノーボギー逃げ切りV 鈴木愛届かず2位 - 日刊スポーツ、2018年6月24日配信、同日閲覧
  10. ^ 申ジエが今季3勝目 宮里美香、原英莉花が3打差の2位/国内女子 - サンケイスポーツ、2019年6月30日配信、2019年7月1日閲覧
  11. ^ 渡邉彩香が5年ぶりの優勝 鈴木愛とのプレーオフを制して4勝目 ALBA 2020年6月29日 同日閲覧
  12. ^ 木村彩子が6打差逆転でツアー初優勝 西村優菜、ささきしょうこ2位 ALBA 2022年6月26日 同日閲覧
  13. ^ 申ジエが今季2勝目 プレーオフ制し5400万円獲得 ALBA 2023年6月25日 同日閲覧
  14. ^ a b “小祝さくらが今季2勝目 女子ゴルフ最終日”. 共同通信 (2024年6月24日). 2024年6月24日閲覧。
  15. ^ a b “女子ゴルフ「アース・モンダミンカップ」、月曜に最終ラウンド…雨でコースコンディション不良”. 読売新聞 (2024年6月23日). 2024年6月24日閲覧。
  16. ^ 小祝さくらが史上4度目の月曜決戦制す ツアー最高額5400万円獲得 ALBA 2024年6月24日 同日閲覧
  17. ^ a b “PO23万人見た!女子ゴルフネット中継継続前向き”. 日刊スポーツ (2020年6月29日). 2020年6月29日閲覧。
  18. ^ “4日間で677万回!女子ゴルフネット中継視聴回数”. 日刊スポーツ (2020年6月29日). 2020年6月29日閲覧。
  19. ^ 株式会社U-NEXT (2021年5月7日). “国内女子ゴルフツアー『2021アース・モンダミンカップ』をU-NEXT独占でライブ配信!全7チャンネルのマルチアングル配信も実施”. PR TIMES. 2021年6月21日閲覧。
  20. ^ “アース・モンダミンカップ2022 無料独占のディレイ放送決定!~プロゴルファーのリアルな裏側に迫り、4日間連続特別番組も生放送でお届け~”. 株式会社ジャパネットブロードキャスティング (2022年6月13日). 2022年6月19日閲覧。
  21. ^ “6月24日(月)予備日を使用したFinal Roundに関するお知らせ”. アース・モンダミンカップ大会事務局 (2024年6月23日). 2024年6月24日閲覧。
  22. ^ “JLPGAツアー2024 アース・モンダミンカップ 大会3日目・最終日 2夜連続放送決定!”. BS11トピックス. 日本BS放送 (2024年5月21日). 2024年6月9日閲覧。

外部リンク

  • アース・モンダミンカップ 公式ホームページ
メジャー選手権(賞金加算対象外)
国内メジャー
ツアー
その他(賞金加算対象外)
◎印はUSLPGAツアーとの共催試合。